儒学のすすめ
論語 現代語訳大全

05-14 『道理を聞いたらまずは行う』

現代語訳

子路しろは、何か道理を聞いたことがあれば、まだそれを実行できていないうちは、更に新たな道理を聞くことをただ恐れました。
登場人物
  • 子路しろ … 孔子こうしの弟子。孔門十哲こうもんじってつの一人。名は由ゆう、字は季路きろ・仲由ちゅうゆう。

現代への応用(☑表示)

現代では、多くの知識や情報に触れることが大変容易になっています。

しかし、孔子の弟子である子路しろは、学んだことを実行できていないうちは、新たな知識を求めることを控えました。

知識を増やすこと自体が目的になると、実践が伴わず、理解も浅いままに終わってしまいます。一つ学んだことを確実に行動に移すことで、はじめてその知識は自分の力になると考えられます。

この章は、学ぶことよりも、それを実行することにこそ価値があるという教えを示しています。

原文・書き下し文(☑表示)

子路有聞、子路しろは聞きくこと有ありて、
未之能行、未いまだ之これを行おこなうこと能あたわずんば、
唯恐有聞。唯ただ聞きくこと有あるを恐おそる。
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