儒学のすすめ
論語 現代語訳大全

13-17 『焦りと目先の利益は失敗のもと』

現代語訳

子夏しかが、魯ろの町・莒父きょほの取りまとめ役となり、政治について問われました。

お師匠様が言われました。「早く結果をだそうとしてはいけません。目先の利益に目を向けてはいけません。早く結果をだそうとすれば、目的に届かず、目先の利益に目を向けると、大切なことは成し遂げられません。」
登場人物
  • 子夏しか … 孔子こうしの弟子。孔門十哲こうもんじってつの一人。名は商しょう。
  • お師匠様 … 孔子こうし本人。名は丘きゅう、字は仲尼ちゅうじ。

原文・書き下し文(☑表示)

子夏爲莒父宰、子夏しか、莒父きょほの宰さいと為なり、
問政。政まつりごとを問とう。
 
子曰。子し曰いわく。
無欲速。速すみやかを欲ほっすること無なかれ。
無見小利。小利しょうりを見みること無なかれ。
…
欲速則不達、速すみやかならんと欲ほっせば、則すなわち達たっせず、
見小利則大事不成。小利しょうりを見みれば、則すなわち大事だいじ成ならず。
広告

【次へ】 13-18 『正しさは家族の情の中にある』

【前へ】 13-16 『身近な人々を満足させれば人は集まる』

子路しろ第十三の章一覧を見る