儒学のすすめ
論語 現代語訳大全

18-03 『人物を十分に評価できず、中途半端な待遇にとどめようとする者は、結局その人材を用いることができないという教訓』

現代語訳

(斉せいの国では、孔子こうしを大夫として迎え入れようと検討されていました。)

斉せいの国の君主、景公けいこうが孔子こうしの待遇について言われました。「(魯ろの国で君主に次ぐ地位の季孫氏きそんし:)季氏きしのようには、私にはできません。(魯ろの国で君主に次ぐ地位の季孫氏きそんし:)季氏きしと(魯ろの国で季孫氏きそんしに次ぐ地位の孟孫氏もうそんし:)孟氏もうしの中間で待遇しましょう。」

その後、景公けいこうが言われました。「私は老いました。登用はできません。」

孔子こうしは斉せいの国から立ち去られました。
登場人物
  • 景公けいこう … 斉せいの26代王。
  • 孔子こうし … 孔子こうし本人。名は丘きゅう、字は仲尼ちゅうじ。
  • 季孫氏きそんし … 魯ろの公族、三桓氏さんかんし、季孫氏きそんしという家系。季氏きしとも書く。魯ろの重臣。
  • 孟孫氏もうそんし … 魯ろの公族、三桓氏さんかんし、孟孫氏もうそんしという家系。魯ろの重臣。

原文・書き下し文(☑表示)

齊景公待孔子曰。斉せいの景公けいこう孔子こうしを待まつに曰いわく。
若季氏、季氏きしの若ごとくするは、
則吾不能。則すなわち吾われ能あたわず。
以季孟之間待之。季きと孟もうの間かんを以もって之これを待またん。
 
曰。曰いわく。
吾老矣。吾われ老おいたかな。
不能用也。用ようすること能あたわざるなり。
 
孔子行。孔子こうし行ゆく。
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